著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

平民新聞は「社会主義」ではなく、「社会正義」の新聞だった

公開日: 更新日:
明治時代の女性たち(C)長崎大学附属図書館所蔵/共同通信イメージズ

 平民新聞は女性の地位についても、驚くほど先鋭的な意見を書いています。

 当時は男性が妻以外に外で女性を囲うことが当たり前でしたが、このようなことは女性の権利、女性の生き方を愚弄してるのではないかと何本も記事を書いています。

 たとえば、次のような記事を報じています。… 

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