著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

貧しさの実態を書き、訴えた「平民新聞」、宿をひっくり返したドヤのルポ記事も

公開日: 更新日:
横浜の人力車(明治後期~関東大震災前) (C)イマジンネット画廊所蔵/共同通信イメージズ

 明治35年の貧しい人たち、生活が成り立たないような人たちの数字も、平民新聞は行政のどこかからか入手して報じています。

 たとえば東京市(現在の東京23区の一部)には超極貧層が1万2000人ほどいたそうです。この人たちは東京市に住んでいるが食べ物がない。本当にその日その日を… 

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