著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(52)日米謀略放送は「音の戦争」だった

公開日: 更新日:
東京拘置所出た「東京ローズ」ことアイバ・郁子・戸栗・ダキノさん(1946=昭和21=年10月)/(C)共同通信社

「大本営発表」については、この連載でも極めていい加減であったという指摘は大まかにしてきた。虚偽や誇張の代名詞であったという指摘である。今回、戦時用語の「国民は無色」という視点から、この戦況報告を分析していくと、ことはそれほど単純ではないという意味にもなる。そこで「大本営発表」のカ… 

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