国民民主党の凋落にライバル政党ニンマリ…支持率下落、地方選で公認候補が敗北
参院選東京と千葉でも苦戦必至
夏の参院選を巡っても、国民民主の凋落に他党からは早くもうれしい悲鳴が上がっている。激戦が予想される東京選挙区(改選6+欠員1)では、国民民主が元NHKの女性アナウンサーを含む2人を擁立。ほか、自民は2人を予定、立憲2人、公明、共産、日本維新の会、社民に加え、石丸伸二氏が率いる「再生の道」も候補擁立を決め、れいわ新選組も調整している。ある候補予定者が言う。
「7席の中で盤石なのは公明と共産の2人。残る5席のうち国民民主が2議席取り、残った3つを争う苛烈な展開が予想されていました。ところが、ここへきて国民民主の支持率が下落している。投開票日までの2カ月の間でさらに落とせば、国民民主で2議席獲得は難しくなるだろう。まさかの共倒れなんて展開になれば、余裕はさらに広がる。もう1つ2つ、スキャンダルがほしいところですね」
改選3の千葉選挙区は、自民2と立憲の指定席だったが、国民民主が元NHKの女性記者を擁立。2人の自民現職のいずれかが落選危機と囁かれていたが、「千葉県連にはパワハラ疑惑もある。これ以上の党勢低迷は厳しい」(国民民主関係者)という。自民にとっては願ってもない展開だろう。
“ゆ党”の命運はここで尽きるのか。
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