候補者調整が終わり、参院選大勝が見えた国民民主党だが…玉木代表が抱えた“爆弾”の正体

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 参院選後の政局を左右する国民民主党玉木雄一郎代表が、ここにきて安堵の表情を浮かべている。比例区の候補者選定をめぐって確執が表面化していた伊藤孝恵選対委員長代理ら参院女子との“和睦”が成立したからだ。

 14日、長く足止めをくらっていた足立康史(元維新)、山尾志桜里(元立憲)、須藤元気(元立憲)、そして元自民の薬師寺道代の4人の元議員の公認決定にこぎつけた。いずれもスネに傷持つ候補者なので、党内の風当たりは強く、支援組織の連合からも待ったをかけられていた。

「代表は自身の女性問題をネタに“参院女子”に首根っこを押さえられ、公認候補の選定もままならない状況でした。最後は時間切れもあって、4人に“確認書”を差し入れさせて双方が歩み寄った感じです」(同党事情通)

 これで同党の参院選公認候補者は選挙区18人、比例区16人の計34人。支持率で野党第1党の立憲民主党をしのぐ勢いの玉木国民民主は、比例だけでも8~12議席が視野に入り、獲得議席数の目標を16議席に設定した。

「非改選の5議席と合わせ21議席を得れば、予算関連法案の単独提出が可能となります。万が一にも参院も自公過半数割れとなれば、政権与党の組み替えで、玉木首班すら現実味を帯びてきます」とは全国紙デスクの見立てだ。

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