参政党あるのか参院選での“地滑り的勝利”…神谷代表が第一声で失言も、2ケタ議席視野に?
参政党が都議選に擁立した4人のうち3人が当選し、都議会に初めて議席を得た。公示直前には、日本維新の会を離党した改選議員が駆け込み入党。所属国会議員が5人になり、公選法上の政党要件をすべてクリア。主要な党首討論へのキップを得た。都知事選で泡沫候補扱いだった石丸伸二氏の善戦要因は討論会参加だった。参政党の目標は「6議席獲得」だが、情勢調査を総合すると、2ケタに届きそうな勢いだという。地滑り的勝利を収めるのか。
カルト問題に詳しいジャーナリストの藤倉善郎氏はこう言う。
「参政党は党勢が拡大するにつれ、創成期に主張していた反ワクチンや陰謀論などを引っ込め、昨年末あたりから『日本を壊すな』『日本をナメるな』などとナショナリズムを打ち出すようになった。ただでさえ露出増は追い風なのに、大手メディアが過去のトンデモ論については詳報しないため、マイルドな国粋主義政党として位置付けられ、上り調子なのです。神谷氏のキャラがアジテーターではなく、スポークスマンなのもプラスに作用している」
投開票は20日。かつてない注目の中、馬脚を現す可能性はゼロではない。
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