小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上
■参院選でもマイナスの影響か
こうした言動の背景には、どうも進次郎氏の影響力低下がありそうだ。
先月の都議選で進次郎氏は、9選挙区10人の候補者の個人演説会に駆け付けた。しかし、結果は「3勝7敗」と負け越したうえ、自民党は過去最低議席となるなど散々な結果だった。
「随意契約での備蓄米放出が始まった当初は自民党内でも『物凄い追い風だ』などともっぱらで、まさに進次郎サマサマだった。しかし、最近では『もはや進次郎効果はなさそうだ』などと、冷めた声の方が聞かれるようになりましたね」(官邸事情通)
連日因縁をつけているのも、焦りの裏返しということか。もともとコメ生産現場では、進次郎氏が次々に実行した農政の方針転換に否定的な意見が聞かれる。
「生産者が『従来の安い米価ではやっていけない』と発信してきたのに、強引なやり方で米価を下落させる手段を取ってきた。進次郎さんのやっていることは農家の意欲をそいでおり、結果的に安定的なコメ生産が遠ざかりかねない。消費者だってバカじゃないですから、メチャクチャなやり方が見透かされてきているということでしょう」(コメ流通関係者)