著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(118)戦時下の東條人事の酷さ、上司に逆らう軍人は意図的に激戦地に送られていった

公開日: 更新日:
東條英機と大東亜会議の各国代表ら=1943(昭和18)年11月7日、国会議事堂前(C)共同通信社

 東條英機の「二枚舌」による戦時指導は、その人事異動に徹底して表れたのだが、このことを以下に詳述していきたい。そうした史実は、当然ながら表向きにはわからない。戦後になって、いわば呪縛が解けた軍官僚が次代を担う私に、「真実を伝えたい」と密かに幾つもの具体的な話を教えてくれたのである… 

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