著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(18)石原莞爾の「軍備放棄」と「戦争否定」は護憲や改憲を超えていた

公開日: 更新日:
厚木飛行場で、日本占領の第一歩を踏み出すマッカーサー連合国軍最高司令官(1945年8月30日、米陸軍通信隊撮影)/(ACME)

 石原莞爾は、日本軍国主義の具現化を企図した軍人である。その軍人が、敗戦時に日本の進む道は「軍事」であってはならないと自省したのである。廃虚と化したこの国の現実に触れて、自らの軍事理論も崩壊したことを肌で感じたのであろう。そして、姑息な言い回しで現実を語るのではなく、根本からのこ… 

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