高3の甥っ子が伯父の味噌汁に毒を盛る…衝撃の犯行動機と家庭環境

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■6時間後にハンマーで女性を襲撃

 キョウチクトウは公園や緑地に植えられている常緑樹。花や葉、根など全体に毒素「オレアンドリン」を含み、口にすると吐き気や下痢を引き起こす。警察は入手法や経路について、今後、調べを進める。

 甥っ子は薬物混入から6時間後、千葉市で新たな事件を起こす。午後6時15分ごろ、JR千葉駅改札内の女性トイレで40代と50代の面識のない女性2人の右肩付近を金属製のハンマーでブン殴り、千葉中央署に現行犯逮捕された。その際、「誰でもいいから自分より弱い女性を狙って傷つけようとした」と供述していた。

「中央署から連絡を受け、心配した母親と伯父がその夜のうちに中央署に駆け付けた。署員が2人に話を聞いている最中も伯父は腹痛を訴え、ずっと体調が悪そうだった。日付が変わっても回復しなかったため、救急車で緊急搬送されたが、味噌汁をすぐに吐き出していたため、軽症で済んだ」(前出の捜査事情通)

 警察は三角コーナーに残っていた味噌汁を押収。鑑定の結果、1杯分に致死量以上の毒素が含まれていたことが判明し、甥っ子が混入を認めたことから、再逮捕した。

 事前にキョウチクトウやハンマーを準備するなど、計画的な犯行だった。なぜ伯父のいびきに耐えられなくなったのか。犯行直後、見知らぬ女性2人を襲おうと思ったのか。

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