撮り鉄オタク6人“キセル万引”の大き過ぎる代償…万博グッズ転売目的に関西遠征
万引集団はその都度メンバーを入れ替え、東京駅からキセルをしながら、関西まで遠征に出かけていた。
今年6月、大阪・関西万博会場の公式ストアでオフィシャルグッズが大量に万引された事件。府警捜査3課はまず20代の男子大学生3人を逮捕し、行方を追っていた、いずれも東京都在住の無職、荒牧賢人(21)、大学生の名取利恭(21)、大学生の河野晶博(20)ら3容疑者を今月14日までに窃盗容疑で逮捕した。これで犯行グループ6人全員がパクられた。
6人は6月26日午後0時半ごろ、万博会場で公式キャラクター「黒ミャクミャク」のぬいぐるみなど、関連グッズ111点(計41万円相当)を万引。最後に逮捕された河野容疑者の自宅天井裏からはミャクミャクのキーホルダーなど、約50点が見つかった。親にバレないように、万引した品を隠していた。河野は14日夜、父親に付き添われ、警視庁に出頭した。容疑者
6人は全員、「撮り鉄」仲間で一部は中学時代からの友人だった。事件当日、現行犯逮捕された平原雄大容疑者(20)が仲間に万引を持ち掛け、毎回、チームを組んで犯行に及んでいたとみられる。6人は正規の入場料金を払わず、通常4200円の「中人料金」で入場するなど、不正入場を繰り返した疑いもある。