完治まで1カ月…ダルを悩ます「投げるたび血だらけ」の原因

公開日: 更新日:

 首の張りが癒えたと思ったら、今度は指の裂傷である。
 レンジャーズ・ダルビッシュ有(27)が投げるたびに出血を繰り返している。

 ここ2試合の登板ではいずれも出血。16日(日本時間17日)のマリナーズ戦では100球を超えた七回に親指の付け根付近から血が滴り始め、球審に赤く染まったボールの交換を要求したほどだった。

 投手が、血まめを潰したり、爪が割れるケースは頻繁にあるが、ダルのように裂傷を負うのは珍しい。投げるたびに血だらけになるのはどういうわけか。

■投手が一度は通る道

「実は多くの投手が一度は経験することで、決してレアケースではありません」とJスカイスポーツのMLB中継で解説を務める評論家の三井浩二氏がこう続ける。

「原因として考えられるのは空気が乾燥していてボールが滑るため、力んで指がかかりすぎて、人さし指や中指の爪で親指の付け根付近を切ってしまうのです。ボールをリリースした後、普通なら親指が中指と薬指の間を抜けるものですが、ボールが滑ると親指に力が入って伸びたままの状態になり、人さし指や中指で傷つけてしまうのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ