競泳日本選手権 萩野公介が得意の背泳ぎ出場見送る“狙い”

公開日: 更新日:

 マルチスイマーが一転して今季は種目を特化する。

 ロンドン五輪競泳男子個人メドレー400メートル銅メダリストの萩野公介(20)。これまで多種目でのメダル獲得を目指してきたが、7日開幕の日本選手権でのエントリーは個人メドレーと自由形(いずれも400、200メートル)の4種目のみ。得意の背泳ぎの出場登録を見送った。

 今大会は7月の世界選手権(ロシア・カザン)の代表選考会を兼ねているため、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「金メダルを取るために(種目を)絞った。来年で終わる選手ではないし、まだ先がある。まずは(4種目で)金を取ることを優先させた」と説明した。

 多種目で結果を残すトップスイマーは当初、1種目を制した後、マルチスイマーに転身する。五輪で史上最多22個のメダルを獲得したマイケル・フェルプス(米国)はもともとバタフライが専門で、01年の世界選手権(福岡)で金メダルを獲得した後、他種目に本格的に取り組んだ。

 萩野は「自分はまだ世界を制してないので、まずは(個人メドレーで)金を取ってから(他の種目にも)挑戦していきたい」と話したが、実は狙いは他にある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発