フェルプスに競り勝ち2冠も 競泳・萩野の課題浮き彫りに

公開日: 更新日:

 男子競泳のエースにしては物足りない結果に終わった。パンパシフィック水泳(豪州・ゴールドコースト)で金メダル量産が期待された萩野公介(20=東洋大)のことだ。

 最終日の24日は200メートル個人メドレー決勝で同種目五輪3連覇中のマイケル・フェルプス(米国)に競り勝ち、1分56秒02で優勝。これで今大会は6種目に出場し、金2個銀2個のメダルを獲得した。2冠を手にしたものの、3日目(23日)には400メートル自由形で2位に入りながら、直後に行われた200メートル背泳ぎでは8位に終わり、全種目でのメダル獲得はならなかった。

 この大会は米国、カナダ、豪州、日本などの太平洋に面した競泳の強豪国によって争われる。世界のトップスイマーが集う大会で、萩野の課題があらためてハッキリした。

 今回、萩野は3日で6種目をこなした。今年に入って行った米国での2度の高地トレーニングが功を奏し、複数種目に出場してもスタミナに不安がないことは証明した。 しかし、複数種目を制するために最も重要なのは精神面と指摘する競泳関係者は少なくない。生真面目過ぎる性格がアダになりかねないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁