原監督“遠隔采配”的中 巨人橋本“昇格即大暴れ”までの道のり
■二軍監督からは雷も
仙台育英高からドラフト4位で入団して7年目。172センチ、78キロの小兵ながら、遠投120メートルの鉄砲肩と「ボクは打力も期待されている」というパワフルな打撃が武器。川相代行は二軍監督時代から手塩にかけてきた。
先輩選手によると、「外野からバックホームする際、内野の中継に返さず、高い軌道でダイレクト送球するクセがなかなか直らなかった。これでは打者走者に二塁へ進まれてしまう。当時の川相二軍監督が雷を落としたのは一度や二度ではなかった」と証言する。
川相代行は試合後、「今日に限らず、キャンプから必ず活躍してくれると思ってましたから」と目を細めた。原監督は橋本と同期の大田の方にご執心。誰よりも橋本を知る川相代行が指揮を執ったこの日の大活躍は、決して偶然ではない。