マエケンの出来高満額を遮るド軍“神経質コーチ”の存在

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 前田が出来高をクリアするには安定した投球を続けるのはもちろん、リック・ハニーカット投手コーチのさじ加減にも左右される。

 今年で11年目を迎える同コーチは、斎藤隆(現パドレス職員)、黒田が所属していた当時も在籍しており、指導力に定評がある。投手のコンディション維持には細心の注意を払い、特に新人には神経質過ぎるほど気をつかう。

 黒田は移籍1年目は6月までにメジャー初完封を含む6勝を挙げながら右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしたが、当時の本人によれば軽症で、日本なら問題なく投げられたが、投手コーチの判断で大事を取ったそうだ。その言葉通り、17日間で復帰した黒田は、その後はローテーションを守り、この年は31試合に登板したものの、投球回数は183回3分の1にとどまった。

 前田がボーナスを満額手にするには、過保護な投手コーチの目をごまかすしかないのか。

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