マエケンの出来高満額を遮るド軍“神経質コーチ”の存在

公開日: 更新日:

 前田が出来高をクリアするには安定した投球を続けるのはもちろん、リック・ハニーカット投手コーチのさじ加減にも左右される。

 今年で11年目を迎える同コーチは、斎藤隆(現パドレス職員)、黒田が所属していた当時も在籍しており、指導力に定評がある。投手のコンディション維持には細心の注意を払い、特に新人には神経質過ぎるほど気をつかう。

 黒田は移籍1年目は6月までにメジャー初完封を含む6勝を挙げながら右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしたが、当時の本人によれば軽症で、日本なら問題なく投げられたが、投手コーチの判断で大事を取ったそうだ。その言葉通り、17日間で復帰した黒田は、その後はローテーションを守り、この年は31試合に登板したものの、投球回数は183回3分の1にとどまった。

 前田がボーナスを満額手にするには、過保護な投手コーチの目をごまかすしかないのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償