キューバ戦で美技 広島・菊池はメジャーなら5年30億円も

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 もうひとり、勝利の立役者といえば4番打者として2安打、3打点、1本塁打の筒香嘉智(25)だろう。初回に先制打を放つと、七回にはダメ押し2ラン。試合後の本人は「菊池さんや青木さんがつくった流れに乗って打てた」と言った。

 派手な活躍でチームを牽引したものの、「メジャーが評価しているのは、筒香より菊池でしょう」と言うのは、スポーツライターの友成那智氏だ。

「筒香はスイングや体重移動が大き過ぎる。あれだけ体が動き、スイングが大きかったら、メジャーの動く速球には苦労しますよ。同じパワーヒッターでも、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜はスイングがコンパクトでしたからね。守備も良くないので、右投手用のDHといったところではないか。韓国球界に復帰した李大浩くらいの評価でしょう」

■参考はカージナルスの二塁手

 それなら菊池はというと、

「メジャーで内野手を評価する項目は主に7つあります。守備範囲の広さ、打球に対する一歩目の速さ、ボールをリリースする速さ、送球の正確さ、ポジショニング、グラブさばき、そして肩の強さです。菊池はこの7項目すべてで及第点を与えられるうえ、バッティングもいい。逆方向に打てるし、2番タイプとしてスモールボールにも対応できるスキルを持ち合わせていますから」

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