7戦連続安打&プロ1号弾 日ハム清宮を待ち受ける“本格試練”

公開日: 更新日:

 復帰後もプロの緩急をつけた投球に対処できなかった。オープン戦で対戦する投手にしてみれば、注目度の高い高卒新人に、やすやすと一発を献上するわけにはいかない。変化球で打ち気をそらす配球が続き、清宮は「状態は悪くはないと思うんですが、なかなか仕留めきれない。ストレートを打ちにいきながら、変化球に対応するのは難しさもある。駆け引きも大事かなと思います」と話したこともある。

■さらなる駆け引きが求められる

 清宮はしかし、気持ちが折れることはなかった。親しい関係者には「プロは思っていたイメージと違い、かわしてくる攻めが多い」と話し、力と力の真っ向勝負を望んでいたという。ゆくゆくは、相手投手の渾身の速球を打ち返して豪快なアーチをかっ飛ばしたい――。長距離打者としての本能は萎えるどころか、むしろ高ぶっていたという。

 連続試合安打を継続して、なおかつ本塁打まで放った清宮は今後、初球から決め球の変化球を投じられたり、より厳しい攻めを受けることは想像に難くない。試合後の清宮は「いままでたくさん打席を経験させていただいて、ボールの待ち方とか成長しているところはある」と話した。本人も自覚している通り、さらなる駆け引きが求められる中で、一発を増やせるのか。本当の試練はこれからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル