7戦連続安打&プロ1号弾 日ハム清宮を待ち受ける“本格試練”

公開日: 更新日:

 打った瞬間、それとわかる当たりだった。

 清宮幸太郎(18)がプロ初アーチを放ち、ドラフト制導入後としては史上初となるデビュー戦から7試合連続安打を達成した。

 9日のオリックス戦、第1打席の初球だった。ディクソンの高めに抜けた甘い変化球を逃さずフルスイング。角度がついた打球は大きな弧を描き、右翼席中段に飛び込んだ。

 清宮は「うれしいです。忘れられない一日になると思う。これを(先々)懐かしいなと思える一本にしたい」と喜ぶと、栗山監督も「本当にいい本塁打だった。打球の感じを含め、スケール感もあった」と目を細めた。

 高校通算111本塁打を放った長打力がウリの清宮にとって、面目躍如の一発だった。これまで連続試合安打を放っていたとはいえ、初安打の二塁打以外はすべて単打。ボテボテの内野安打もあった。

 その清宮は1月の入寮以来、紆余曲折の日々を送ってきた。自主トレ中に右手親指をダンベルにぶつけて骨挫傷。沖縄キャンプで本格的な打撃練習を再開した直後には急性胃腸炎になった。オープン戦では19打席無安打と苦しむ中、追い打ちをかけるように限局性腹膜炎で緊急入院。一時は手術も検討された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?