140キロ超投手ズラリ 浦和学院の夏制覇は森監督の腕次第

公開日: 更新日:

「昨夏の花咲徳栄との予選決勝が象徴的でした。今日と同じ渡辺が先発。好投していたのに、投手をコロコロと代え過ぎたことが裏目に出た。2番手、3番手投手が3つの押し出し四球を出して勝負が決してしまった。3番手に至っては、1死満塁の2ボールから出てきたからね。大した準備もさせていなかったようだし、プレッシャーがかかって当然。あれは酷だとネット裏で話題になった。好投手を抱え過ぎるあまり、ダメなら次、ダメなら次、と代えたくなるんだろうね。あれで観客もどっちらけ。ブーイングも出て球場のファンを敵に回した。秋も春も花咲徳栄に勝っていたし、多くの埼玉の関係者は、全国制覇をするなら浦学だと思っていた。あれは選手がかわいそうでした」

 森監督は敗戦後、「監督の責任」と言った。その花咲徳栄が甲子園を制したことで、森監督は唇をかむことになる。「全国で勝ち切れない」と揶揄する周囲を見返すには、甲子園で優勝する他ない。

 センバツを制した銀河系軍団・大阪桐蔭(北大阪)にも引けを取らない戦力を誇る。この日は力のある4投手の継投で危なげなかったが、甲子園で上位に進出できるかは、森監督の手腕次第といえそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」