5連敗にエース菅野も腰痛抹消 投壊巨人を襲う“地獄の連鎖”

公開日: 更新日:

 今季11勝(6敗)の巨人のエース菅野智之(29)が5日、腰痛のため、出場選手登録を抹消された。

 菅野は4日の中日戦で2回5安打4失点。44球で降板し、原監督は「正常ではない」と話していた。5月下旬にも登録抹消となっており、今季2度目の腰痛での戦線離脱となった。

 そんな緊急事態の中、この日の中日戦に先発した桜井は7回を1安打無失点。「今シーズンで一番良かった」と原監督に褒められる好投を見せた。打線は0―0の七回にゲレーロが均衡を破る先制弾。さらに丸の犠飛でリードを2点に広げたが、直後の八回に暗転した。

 桜井の後を受けた2番手左腕・中川が2死一、三塁のピンチを招き、代打で登場した20歳・石垣にプロ初打点となる左翼線二塁打を浴びて1点差。さらに3番手・マシソンが福田に初球を左中間へ運ばれ、これが2点適時二塁打となって試合をひっくり返された。

 中川は前日に4点ビハインドの場面で登板していた。今季は一時、抑えを務めるなど大車輪の働きで勝利の方程式の要を担うが、先発菅野が2回で降板したため、しわ寄せがきていた。にもかかわらず、原監督には「(マシソンが手痛い一打を打たれた?)やはり(その前の)中川がね……。ストライクを取ることに一生懸命になるようでは抑え切れない」と苦言を呈されたから気の毒だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」