中日FA大島の残留交渉不調で…阪神が“打線の核”に獲得狙う
「評価を聞いてショックを受けたようですね」
名古屋のマスコミ関係者がこう言うのは、大島洋平(33)のことだ。今季、リーグ4位の打率・312をマークし、174安打で最多安打のタイトルを獲得。全143試合に出場したのは、大島とビシエドの2人だけだった。
その大島は今季で3年契約が満了、すでにFA権を取得している。加藤球団代表は、10月中に2回、大島と残留交渉を行っていることを明かしたが、本人はまだ返事をしていない。前出の関係者が続ける。
「大島は盗塁王を獲得した2012年から毎年、ほぼ全試合に出場している。中堅手としてゴールデングラブ賞を6度受賞し、残り558本となった2000安打達成にも意欲を見せています。愛知県出身の地元選手でもあり、いわばチームの顔といえる選手なのですが、中日の提示は、3年前後の複数年契約ながら、年俸は微増にとどまっているそうです。大島も中日に対しては愛着があり、ナゴヤに家も建てている。中日残留を優先しつつも、スッキリと決断できないようです」
そんな中、一部スポーツ紙が、阪神が大島の獲得調査をしていると報じた。阪神は今年のドラフトで1位の西純矢(創志学園)ら5人の高卒選手を指名。補強はFAと助っ人で賄う方針だ。