ソフトBの窮地救う決勝弾 福田秀平はFA市場の価値が急上昇

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 崖っぷちを救った。

 6日のCSファーストS第2戦、ソフトバンク福田秀平(30=写真)が決勝弾となるソロ本塁打。負けたら終わりの窮地で救世主となった。

「手応えは今年一番の当たりでした。泣くのは嫌なので、(CSが)終わって笑えるように明日も頑張りたい」

 シーズン中は代打や代走、守備固めとしての起用が多く、今季の出場は80試合。それだけに起用した工藤監督でさえ、「ずっと試合に出ているわけではないのに、よく打ってくれた」と手放しで喜んだ。

 福田はお立ち台で「ベンチ、じゃなくてグラウンドを一周しているとき……ベンチが慣れているのですいません(笑い)」と伏兵らしい自虐ネタも披露してみせたが、内心はベンチを温める日々に納得していない。

 そんな中で今季国内FA権を取得。その去就に注目が集まる選手のひとりになった。

 土壇場での勝負強さを証明し、他球団の評価はうなぎ上り。ソフトバンクは複数年契約も視野に残留交渉を継続しているというが、チームの延命につながったこの一発で、年俸3600万円からのさらなる上積みが期待できる。

 福田にとっては、このポストシーズンが球団の「誠意」と「評価」を引き出す大一番となりそうだ。

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