山口俊を地元ファン歓迎も…ブ軍観客増にプラス材料なし

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 MLB(3月末から10月)とNBA(10月中旬から6月)ではシーズンが、ほとんどかぶらないとはいえ、トロントのように前年の結果が、客足に影響を及ぼす4大プロスポーツもある。今季NBAデビューした八村塁(21)のワシントン・ウィザーズが典型的だ。

 昨季、同じワシントンをフランチャイズとするMLBナショナルズが球団史上初のワールドチャンピオンに輝いた。地元住民の多くは開幕前からウィザーズに対する下馬評が低く、実際に負けが込んでいる(13勝28敗の勝率3割1分7厘)ウィザーズにソッポを向き、1試合平均の観客動員数1万748人は、リーグ19位と落ち込んでいる(昨季は1万6351人)。人気をラプターズに食われたブルージェイズがウィザーズの二の舞いになる可能性もある。

 山口は閑古鳥が鳴く中でマウンドに立つことになるかもしれない。

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