山口俊移籍のブルージェイズ 積極補強の裏に親会社の思惑

公開日: 更新日:

山口俊(32=投手)、2年6億6000万円

  ◇  ◇  ◇

【親日家】
 チャーリー・モントーヨ監督(54)は、現役時代から若手のコーチを務めるなど指導者経験は豊富。主に2Aハリスバーグ(当時エクスポズ傘下)でプレーしていた1996年には、後にメジャーを代表するスラッガーとして名を馳せ、殿堂入りも果たしたウラジミール・ゲレーロの指導係を務めた。

 モントーヨ監督は当時、30歳の現役。メジャー昇格の望みを断たれて指導者への転身をすすめられ、ゲレーロの専属コーチを任された。その懇切丁寧な指導によってゲレーロを一流選手へと導いた。引退後は長らくレイズのマイナーでコーチ、監督を務め、有望な若手をメジャーに送り出した。松井秀喜がレイズの3Aにいた当時の指揮官で、連日のようにメジャー昇格のタイミングを聞きに来る日本の報道陣に対して嫌な顔ひとつせず、一人一人顔まで覚えて真摯に対応した。

 日本人に理解があるというから、山口は心強い。英語が不得手な中南米出身選手とはスペイン語で会話するなどコミュニケーション能力にもたけている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも