【卓球】混合ダブルス金は“守備の男”水谷隼の神懸かり超攻撃プレーが勝因 卓球コラムニストが分析

公開日: 更新日:

■「こんな水谷は二度と見られないかも」

 ところが、試合を見た伊藤氏は「最大の勝因は水谷の神懸かり的なプレーだった」と言う。

「2ゲームまで伊藤のミスが多く、完全に相手ペースでしたが、伊藤のミスはネットが多かった。あれは自分が考えていたより許昕の回転量が少なかったからです。そこを調整すれば打ち返すことができると思っていました。逆チキータやフォアで払ったり、伊藤らしいプレーで調子を上げていきましたが、驚いたのは水谷です。もう負けられない3ゲーム目、後ろでプレーする水谷は伊藤を押しのけるほど前に出て打ち返すようになった。あれには中国ペアも戸惑ったはずです。盤石な守備が水谷選手の強さですから、こんなプレーは二度と見られないかもしれません」

 悲願の金メダルを手にした水谷は笑顔でこう言った。

「本当に中国という国に、もう今まで本当にたくさん、オリンピック、世界卓球で負けてきて、この東京オリンピックで今までの、全てのリベンジができたんじゃないかと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」