やっぱり野球は恵まれている 夏の甲子園出場校からコロナ感染判明も出場辞退せず

公開日: 更新日:

 9日に開幕する夏の甲子園出場校の作新学院(栃木)で、部員3人の新型コロナウイルス感染が判明した。

 大会ガイドラインによると、大会参加可否は「集団感染か個別感染かを重要視する」としているが、高野連は作新のケースを個別感染と判断。出場辞退はせず、作新が6日に宿舎移動後、高松商(香川)との初戦を迎える14日までに4度のPCR検査を受けるなどして、対応するという。

 これが野球以外の競技なら、辞退は避けられないだろう。ある武道系団体の幹部が言う。

「ウチは、感染者ゼロを目指している。感染者が出た時点で出場はアウトです。高校の地方大会は無観客で保護者の応援すら許されず、抗議電話が殺到しています。野球は夏の地方予選を有観客開催。緊急事態宣言下で東京五輪は無観客なのに、東西の東京大会は東京ドームに上限5000人を入れて試合をやった。本当に恵まれています」

 まさにその通りだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝