<3>昨季王者ドジャーズは“火がつく前”に交代…PSに見る「先発の役割」の変化

公開日: 更新日:

 このような投手起用の傾向について、アストロズのジェームズ・クリックGMに話を聞いた。同GMはレイズ出身で、20年1月にアストロズGMに就任。当然レイズ時代にはブルペンデーなどの戦術の採用に大きく関わっている人物である。

「もともとこのような起用は必要に迫られて行ったものです。当時の投手陣にケガ人が多く、先発ローテーションをしっかり回せなかったのが一番の理由です。ただし相手打者との相性や複数回の対戦を避けるためにはとても効果的な起用法だと思います。今年見られる各チームによる投手陣の継投にブルペンデーの考え方が影響しているかどうか、それは何とも言えませんが、全くないとは言えないかもしれませんね」

 昨シーズンのワールドシリーズを制したドジャースは、原則として投手に21人以上の打者と対戦させない。ほとんどの投手は打者21~24人目の対戦までに大きな疲労を迎えるというデータがあるからだ。2死走者なしの場面だろうと、スパッと代える。リリーフに“火消し”を託すのではなしに“火がつく前”の交代である。

 今シーズンのポストシーズンにおける先発の早め早めの交代は、このような考えが浸透した結果に違いない。 =つづく

(米紙コラムニスト=ビリー・デービス)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    江角マキコさん「落書き騒動の真相」を初めて語る…人気YouTuberの配信に抗議

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  3. 3

    消費税減税打ち切り時の現金支給案に経済界が不満「結局は時間とコストのムダ」

  4. 4

    横綱豊昇龍の休場より気がかりな“心の不調”…不眠と食欲減退で体重約10キロ減の不安

  5. 5

    東京の下町3兄弟「足立・葛飾・江戸川」安さだけじゃない意外な魅力 問題視された治安は今や改善

  1. 6

    テレ東「日本3大吞み食べドラマ」でも栗山千明「晩酌の流儀」に注目するワケ

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    「カレーハウスCoCo壱番屋」の“親離れ”は吉と出るか? ハウス食品が株売却検討の波紋

  4. 9

    「男系」どころか「フカ系」? 神武天皇を持ち出す"皇統2600年論"と神話の奇妙な関係

  5. 10

    裁判沙汰…これは、むごくないか自治医大の奨学金制度