釜本邦茂氏が森保Jに喝!オマーン戦は「“ゴール前で徐行するな”を肝に銘じるべし」

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 カタールW杯最終予選のベトナム戦(11日)で、スタンドに59年前に初お目見えした横断幕<ゴール前で徐行するな 必勝! 日本代表!>が掲げられて注目された。

 1962年12月。三国対抗・スウェーデン選抜戦。少数派ながら日本代表を熱烈応援する集団がいた。彼らは「ゴール前で徐行するな 必勝! 日本」という横断幕を自作し、「日本サッカー狂会」とグループ名を記した。日本サッカーを狂おしく応援する会だ。

「70年代にスタジアムで通称『狂う会』の掲げる横断幕を実際に目にしました。当時の日本代表はボールをつなぐ技術に乏しかった。なので<相手ゴール前に迫ったらスピードダウンせずに迷わずシュートを打て!>という叱咤激励でした」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)

 1964年に19歳で日本代表に選ばれ、国際Aマッチ76試合・75得点の金字塔を打ち立てたメキシコ五輪得点王・釜本邦茂氏は「掲げられていたかもしれないが……私に与えられた仕事は<ゴールを決めること>です。目に入らなかった」と苦笑いしながらこう続ける。

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