元サッカー日本代表・大野俊三さん 第2の人生は波乱万丈

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 ようやく7月4日から再開するサッカーJ1。過去27シーズンの最多優勝、最多勝利の両記録を持つのは鹿島アントラーズだ。歴戦の勇者が伝統と歴史を培ってきたが、中には波瀾万丈の人生を歩んできたOBもいる……。元日本代表でもある大野俊三さん(55)さんだ。

  ◇  ◇  ◇

 茨城県鹿嶋市。鹿島アントラーズのホームグラウンド・カシマサッカースタジアムから車で7、8分のスポーツ施設「鹿島ハイツスポーツプラザ」へ行くと、アントラーズ草創期の名ディフェンダー、大野俊三さんが迎えてくれた。名刺には支配人とある。

「ここには2006年4月に転職しまして、07年から支配人を任されています。サッカーの指導者になりたいって夢もありましたが、支配人って、考えてみると監督と同じなんですよ。現場の業務全般に責任を負い、最終的な決定権は僕にある。いかに従業員が気持ちよく効率的に仕事に打ち込めるか。いかに顧客満足度を高めるか。なおかつ、試合に勝つ、つまり利益を生み出さなくてはなりませんから」

 敷地内には、サッカー場5面、野球場1面、テニスコート18面などがあり、宿泊棟、合宿棟を合わせると約500人が宿泊できる。面積は約23ヘクタール。東京ドーム5個分強だ。

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