阪神来季の新スローガン「イチにカケル!」の羊頭狗肉「見掛け倒しで終わる」の声も

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 19日、阪神が来季の新スローガン「イチにカケル!」を発表。矢野監督によれば、「イチには一球、一打、一瞬にこだわって僕たちはやっていこうという思いと、ONE TEAM、もう一勝、そして一番上(優勝)へという意味も込めています」という。

 今季は開幕から快進撃を繰り広げるも、ヤクルトの後塵を拝し、2位フィニッシュ。CSファーストステージでは借金1の3位に低迷した巨人に敗れた。捲土重来を期すため、個々の選手にいわゆる「球際の強さ」を求めているのかもしれない。

 このオフ、絶対的守護神のスアレスが米パドレスへ移籍。その穴を埋めるのは容易ではない中、何より阪神に求められるのは、前任の金本監督時代から4年連続リーグワースト失策となった守備の改善だ。

 甲子園球場は天然芝と土のグラウンド。失策数が増えるのは仕方がないにせよ、前述のCSでの巨人戦は、中野、大山の守備でのミスから失点を重ねたことが大きな敗因となった。

 しかし、球団周辺では「来季のスローガンは見かけ倒しに終わる」との声も聞こえてくる。守備を向上させようにも、それを指導するコーチ陣のテコ入れが全くなかったからだ。

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