阪神来季の新スローガン「イチにカケル!」の羊頭狗肉「見掛け倒しで終わる」の声も

公開日: 更新日:

 19日、阪神が来季の新スローガン「イチにカケル!」を発表。矢野監督によれば、「イチには一球、一打、一瞬にこだわって僕たちはやっていこうという思いと、ONE TEAM、もう一勝、そして一番上(優勝)へという意味も込めています」という。

 今季は開幕から快進撃を繰り広げるも、ヤクルトの後塵を拝し、2位フィニッシュ。CSファーストステージでは借金1の3位に低迷した巨人に敗れた。捲土重来を期すため、個々の選手にいわゆる「球際の強さ」を求めているのかもしれない。

 このオフ、絶対的守護神のスアレスが米パドレスへ移籍。その穴を埋めるのは容易ではない中、何より阪神に求められるのは、前任の金本監督時代から4年連続リーグワースト失策となった守備の改善だ。

 甲子園球場は天然芝と土のグラウンド。失策数が増えるのは仕方がないにせよ、前述のCSでの巨人戦は、中野、大山の守備でのミスから失点を重ねたことが大きな敗因となった。

 しかし、球団周辺では「来季のスローガンは見かけ倒しに終わる」との声も聞こえてくる。守備を向上させようにも、それを指導するコーチ陣のテコ入れが全くなかったからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 8

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  4. 9

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  5. 10

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方