佐々木朗希ハーラー首位タイの4勝目 ロッテ首脳陣が描く「真のエース」育成プラン

公開日: 更新日:

 すでにベテラン並の投球術も駆使している佐々木朗希の課題は、肉体面だと言われている。160キロ超のストレートを投げるが、それでも力の入れ具合は7~8割。全力投球に耐えられるだけの肩肘ではないからで、それは本人も自覚している。

 課題はしかし、それだけではないという。

「カーブとスライダーの質の向上だと聞きました」と、ロッテOBがこう続ける。

「いまは160キロ超のストレートと落差の大きい140キロ台のフォークがあれば十分ですが、首脳陣は今後、数年かけて投球の幅を広げていくプランをもっています。佐々木はカーブとスライダーを見せ球に使っていますけど、ともに質は平均以下。なので数年かけて徐々にカーブとスライダーの質を上げていければよいと考えている。佐々木は変化球を投げるのが好きだし、2つの変化球の質の向上には乗り気ですから」

 ストレートとフォークだけでも打者はキリキリ舞いしているだけに、これでカーブとスライダーまで決め球に使えるレベルになったら、手がつけられなくなりそうだ。

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”