佐々木朗希ハーラー首位タイの4勝目 ロッテ首脳陣が描く「真のエース」育成プラン

公開日: 更新日:

 今季早くも3度目となったロッテ佐々木朗希(20)のオリックスとの勝負。これまでは佐々木朗の2勝0敗とあり、三度目の正直か、はたまた二度あることは三度あるなのか注目が集まったが……結果は後者だった。

【写真】この記事の関連写真を見る(23枚)

 13日、佐々木朗希はオリックスを7回1失点に抑え、今季4勝目を上げた。

 初回はわずか4球でアウト3つ。ルーキーの池田(大阪桐蔭)にプロ初安打をマークされるなど6安打を打たれたものの、許した得点は併殺崩れの間の1点だけだった。

 ヒーローインタビューでは「打たれながらでしたが、うまく打たせて取りながら投げられました」と、満足げに振り返った。評論家の高橋善正氏が言う。

「状況に応じて投球スタイルを変えられるのが佐々木の強みです。前回登板もそうだったが、打者が直球に振り遅れている時は、ストレートで押してからのフォーク。そうでない時は変化球を効果的に使ってカウントを稼ぐ。この日は三回1死一、三塁の場面で、福田に対して3球フォークを投げ、ゲッツー崩れの1点のみと傷口を最小限でとどめた。福田は前の打席で三ゴロに仕留めたとはいえ、直球を狙われていましたからね。佐々木自身の頭の良さ、捕手松川のリードもさることながら、狙ったところに放れる制球力があるから、臨機応変の投球ができる」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発