殊勲の2点適時打ロッテ福田秀平の「取扱説明書」=基本ベンチたまにスタメン

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 11日の楽天戦、ロッテ勝利の立役者となったのが福田秀平(33)だ。1点リードの四回、中押しの2点適時打。3-1で勝利したロッテは八回に1点を返されており、福田の一打が決勝点となった。

 2019年にソフトバンクからFA宣言すると、6球団による争奪戦の末、年俸1億2000万円の4年契約でロッテに入団。1年目は死球によるケガで62試合の出場に留まり、昨季はたったの4試合。額面に見合う活躍は出来ていない。今季も7試合で打率.176、3打点、0本塁打とイマイチだ。

「ソフトバンク時代は『選手層の厚さからレギュラーを掴めなかった』と言われていたが、そうではない。福田は体力不足もあり、使い続けると成績が右肩下がりになりがち。基本はベンチスタート、たまにスタメン出場というのは、首脳陣なりに考えた福田の活用法だった」(ソフトバンクOB)

 1日に今季初安打・初打点をマークして以降は無安打。この日は5日ぶりの出場だった。高い買い物となったのは確かだが、それでも井口監督は上手く操縦していくしかない。

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