楽天連勝11で止まるも首位快走!安定感のキモは石井監督の「休ませ」と「対話」にあり

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 楽天が強い。

 11日に連勝は11でストップ。12日のロッテ戦も敗れたものの、24勝8敗1分けでパ・リーグ首位を快走しているのだ(12日現在)。

 快進撃を支えているのは、安定感抜群のディフェンスだ。先発は4勝で防御率1.17の田中を筆頭に涌井、岸、早川がそれぞれ3勝ずつ。リリーフ陣は守護神・松井裕が防御率1.15、ブセニッツは0.93、宋は1.13。弓削も9戦連続無失点中で、安楽がすでに3勝をマークしている。チーム防御率はリーグ2位の2.48。86失点と5失策はともに12球団でダントツに少ない。いまだ逆転負けがない安定した試合運びは石井一久GM兼監督(48)によるところが大きいという。

 ヤクルトの元エースで楽天戦のテレビ解説も務める評論家の川崎憲次郎氏がこう言った。

「投手出身の石井監督は完投能力の高い先発陣を整備した上で、リリーフ陣を順番で休ませながら起用する野球を昨年からやりたがっていました。2年目の今年はそれができるようになってきた。中でも投手に関してはキャンプから田中や涌井といったベテランから若手に至るまで、常に誰かとコミュニケーションを取っていた。昔ながらの監督は選手との間に距離や壁がありますが、石井監督はそういうものを取っ払った。対話を大切にしながら、人心掌握をしようとしている。まさに今どきの監督です」

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