ダルが7回零封4勝目 手探りマウンドだったと明かすも「無四球は一番気持ちいい」

公開日: 更新日:

 ベテラン右腕が強力打線をねじ伏せた。

 パドレス・ダルビッシュ有(35)が日本時間20日、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に登板。7回を6安打無失点5奪三振、無四球の好投で4勝目(1敗)を挙げた。防御率は3.91。チームは2-0で勝った。

 相手のフ軍打線は昨季、2度目のナ・リーグMVPに選出されたブライス・ハーパー外野手(29)を中心に強打者が揃う。チーム打率.251、総本塁打45ともリーグ3位だ。そのハーパーは右肘故障で不在とはいえ、パ軍のエース右腕が強力打線に立ちはだかった。

 立ち上がりからテンポよく投げ込み、相手打線につけ入る隙を与えない。六回には1死から連打を許して、この試合で唯一、得点圏に走者を背負ったがシュワーバーを高速シンカーで空振り三振、カステヤノスを二ゴロと中軸2人を打ち取ってピンチを切り抜けた。

 試合開始後はエンジンのかかりが遅かったそうで「投球フォームをいじりながら、自分のいいポジションを探した」と手探りのマウンドだったと明かした。一人も歩かせずに4勝目を手にしたことに「無四球は何個三振を取るよりも、一番気持ちいい」と話した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは