ライバル球団が舌を巻くオリ中嶋監督の「慧眼」 勝利優先の一軍で次々抜擢、しかも開花

公開日: 更新日:

 22日からの日本シリーズで2年連続でヤクルトと激突するオリックス。事前に予告先発が採用されていたこともあり、中嶋聡監督(53)は21日の監督会議で「明日の先発は山本由伸」と発表。「期待してください」と話した。2勝4敗で敗れた昨年のリベンジと行きたいところだろう。

 昨季は前年最下位から25年ぶりのV。今季も強豪ひしめくパで2連覇を達成し、昨季の成績がフロックでないことを証明した。

 中でも他球団が舌を巻くのが、指揮官の選手抜擢だ。今季は苦戦したが、昨季本塁打王の杉本(31)は2015年ドラフト10位。20年まで一軍通算76試合だった杉本を4番に据え、開花させた。

 今季は、昨年の骨折の影響で打撃不振に陥っていた18年ドラ7の中川圭(26)を辛抱強く使い続け、打率.283、8本塁打、51打点。中軸を担うまでになった。防御率0.81の成績を残したリリーフの宇田川(23)は20年育成3位。今季が一軍デビューという新鋭だ。

 同じく今季44試合で同0.61の中継ぎ・阿部(29)は20年ドラ6。16年ドラ6の山崎(24)は中継ぎとして開眼した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋