橋上秀樹(1)2013年大会の舞台裏「オランダのデータ集めではバレンティンに頭を下げました」

公開日: 更新日:

「オランダの選手に関しては、マイナーも含めて米国でプレーする選手が大半だったため、メジャーに多くの選手を輩出するオランダ領キュラソー出身のバレンティン(当時ヤクルト)の知恵を借りました。ブラジルについては、日系人の投手が社会人野球でプレーしており、そのチームに頼んで練習場に行ってブルペンでの投球練習を視察させてもらうこともありました。可能な限りツテは使いましたね」

■相手投手の球種、クイック、牽制のクセを重点研究

 スコアラー陣と収集した情報はタブレット端末にまとめ、選手全員に配布された。今でこそ、タブレットを用いて対戦相手の攻略につなげるのは珍しいことではないが、当時としては画期的だった。タブレットには各国の主要投手の動画や詳細なデータが収められた。

「タブレットは常時、閲覧できる状態だったので、選手各自が空いている時間にアクセスしていました。ミーティングは大会前に各国の大まかな情報に加え、登板が予想される先発、リリーフ投手に関する説明に費やし、当日はおさらいするという流れだった。特に球種の優先順位や割合、クイックのタイムや牽制のクセに関しては入念に説明しました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状