侍Jの官邸表敬訪問は誰も止められなかったのか…帰国当日のムチャぶり強行軍に疑問噴出

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「これだけ素晴らしいチームはないので、総理からも褒めてあげてほしい」──。そう語る栗山監督の表情はやはり疲れを隠せなかった。23日、日本へ凱旋した「侍ジャパン」は午後7時半過ぎに岸田首相を表敬訪問。記念撮影でペッパーミルポーズを披露した岸田首相は終始ご機嫌だったが、WBCを制した翌日の強行軍を止める人はいなかったのか。

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 激闘の興奮が冷めやらぬうち、米フロリダからの帰国便の搭乗ゲートに入ったのは現地時間22日朝。宿舎での優勝会見から、たった6時間後だ。13時間以上のフライトを経て、成田空港で約1200人のファンに出迎えられたのは23日午後4時過ぎ。午後6時に帰国会見を終えると、岸田首相の待つ官邸へ直行した。

 このハードスケジュールに、SNS上は〈早く帰らせて休ませてやってくれ〉〈政治家に報告って必要なの〉などと疑問の声が噴出。自民党安倍派の塩谷立会長代理は「国民栄誉賞は難しいかもしれないが、政府で何らかの表彰を」と松野官房長官に求めたが、「侍」人気にロコツにあやかりたい岸田首相らに、長旅と時差ボケでヘトヘトのメンバーたちが利用されている感は否めない。

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