井上尚弥がオイルマネーになびけばファイトマネーは100億円超か 悪童ネリ戦は日本人最高10億円

公開日: 更新日:

 昨年12月のタパレス戦後、アラムCEOは同国スポーツ大臣で王族の一員でもあるターキ・アルファザン氏と会談。その際、「最初に言われたのが、『サウジで井上の試合をできないか』だった」と明かしており、井上が所属する大橋ジムの大橋会長も「(サウジは)興行規模のケタが違う」とまんざらでもない様子だった。

 5月にサウジで予定されているヘビー級のフューリーvsウシク戦のファイトマネーは、ボクシング史上最高額の総額500億円規模というのだから、井上陣営がグラリとなるのも当然だろう。

 ネリ戦の井上のファイトマネーは日本人ボクサーとして史上最高額の10億円。この日の会場も、ボクシングの試合としては1990年のマイク・タイソン以来、34年ぶりとなる東京ドーム開催。22万円の最高額チケットも即座に完売した。

 この日は米スポーツ専門局「ESPN」、英国の衛星放送局「Sky Sport」で生中継されるなど、世界中でその知名度を広げている。サウジのオイルマネーをバックにすれば、ファイトマネーは今回の10倍以上になると予想する関係者もいる。日本ボクシング界が誇るモンスターは、稼ぎの面でもモンスターになりつつある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ