井岡は大麻&ドーピング潔白 唖然とさせたJBCの尿管理方法

公開日: 更新日:

 緊急事態宣言が発令されるか否か、という状況で迎えた2021年の正月。ある日本ボクシングコミッション(JBC)職員宅の冷蔵庫内は“緊急事態”だった――。

【写真】この記事の関連写真を見る(08枚)

 19日、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32)が都内で緊急記者会見を開いた。4月末に一部週刊誌などが報じたドーピング疑惑問題に決着がつき、身の潔白が証明されたからだ。

 昨年12月31日の世界戦後、井岡の尿から大麻成分などが検出。JBCは本来ならその検体を国際基準にのっとり、「温度変化のような要因による検体の劣化のおそれを最小化する方法」で「可能な限り早急に」検査機関へ搬送すべきはずだった。

 ところが、JBCはあろうことか一職員の自宅の冷蔵庫に検体を保管させていたのだ。病院へ持ち込まれた時には採取から6日が経ち、尿が劣化。共に会見に臨んだ服部真尚弁護士によると、大麻の陽性反応は「偽陽性」で、2度目の検査時に検出された極微量の禁止物質は「すべて腐敗進行によるもの」(鑑定済み)と認められた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾