イメージ悪化を招いた“強奪補強”…「悪い町田をやっつける」構図に敵将が公然批判でトドメ

公開日: 更新日:

 しかもシュート数は町田の5本に対して東京Vが10本。主力を失ったチームのほうが攻め込むという展開だったのも、余計に「悪い町田を清く正しい東京Vがやっつける」という構図が作られ、いよいよ町田のイメージを悪化させたのかも知れません。

 そしてトドメは試合後の記者会見でした。

 東京Vの城福浩監督が「相手はとにかく倒れて、やれないかと思っていたあとにまたプレーする。それに対して(東京Vの)選手は辛抱強く、我慢強く、それで追いついたからこそ、サッカーで勝ちたかったと思います」と、町田が「時間稼ぎをしていた」と言わんばかりに批判したのでした。

 さらに「時間を分断する行為がものすごく多いというのは、J2を戦った上で感じている。自分たちのリードで極端にそれが出てくるチームと、自分たちがリードしてもほとんど変わらないチームがあり、われわれは後者」とダメ押しも。

 国立競技場ということで日頃よりも多く集まっていた記者はこの話題に飛びつき、「町田=倒れて時間稼ぎばかりするチーム」という印象を持ってしまったのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界