森保J上田綺世に「釜本2世」の太鼓判…盟友・松本育夫氏がチュニジア戦2発で“前言”撤回

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森保ジャパンの1トップFW上田綺世(27=フェイエノールト/オランダ)が、1次リーグ2戦目のチュニジア戦で右45度から右足を振り抜いた1点目、右からのクロスをファーで待ち構えてフワリとした弾道のヘディングシュートで決めた2点目をスタンドで見ながら『ようやく<釜本2世>と呼べるストライカーが出現した』と感慨深く思いました」

 こう話すのは、1968年メキシコシティー五輪で銅メダルを獲得した日本代表の右サイドアタッカーとして活躍した松本育夫氏(84)である。早大の最上級生になった時、京都から背のひょろっと高い18歳が入部してきた。次代の日本代表エースFWとして期待を一身に集めていた不世出のストライカー・釜本邦茂氏(25年8月10日に81歳で死去)だ。

 伝統的に早大サッカー部には「新人監督」という制度があった。4年生が1年生をマンツーマンで「ピッチ内外の面倒を見る」というもの。松本氏は、すでにユース日本代表で活躍していた大物ルーキーの釜本氏を担当することになった。

「釜本は紅白戦のレギュラー組でプレーしていましたが、まだまだ動きの鈍いところもあり、全体練習後、30分ほど釜本の個人シュート練習のボール出しをやりました。メキメキと力を付けた釜本は、秋に開幕した関東大学リーグ初戦の日大戦で5得点中4得点を叩き出し、上級生全員がギャフンと言わされてしまいました(笑)」

 当時から、釜本氏には大きな武器があった。

 ゴールに向かって「右45度の角度」から利き足の右足で左のサイドネットを突き破らんばかりの強烈シュート。もうひとつがヘディングシュートだ。ファーで待ち構えた時は「相手GKやDFの頭越しにループ気味のシュート」、ニアの場合は「叩きつけるようなシュート」を放ってゴールを量産していった。森保ジャパンの一次リーグ3試合を現地観戦する前出の松本氏がこう言う。

「チュニジア戦の上田の2本のゴールを目の当たりにしながら、自身の考えを改めました。これまで何人か釜本2世候補が出てきましたが、いつもいつも<候補止まり>でした。私は『釜本は100年に一人の逸材。そう簡単に釜本2世が出てくるはずがない』と思っていました。しかし、ようやく前言を撤回する時がきました。全盛期の釜本のもの凄さは早大の先輩として、日本代表のチームメートとして身に染みており、上田にはこれからも精進してもらわないといけませんが、チュニジア戦の2ゴールは、本当に素晴らしかった。釜本2世襲名に太鼓判を捺させてもらいます」

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