ブラジル戦に勝つ確率は「10%が妥当」…森保ジャパン超劣勢の下馬評を覆すための"4つの条件"
世界注視の大一番が刻々と近づいてきた。北中米W杯の1次リーグF組をオランダに次いで2位で通過した森保ジャパンは、日本時間30日午前2時にキックオフされる決勝トーナメント1回戦のブラジル戦に臨む。
日本代表は2025年10月、東京・調布でブラジル代表と強化試合を行い、前半の0-2から後半の3得点で逆転勝利を飾った。
日本にとって王国ブラジル相手に14戦目にして初勝利。ブラジルは2点リードからの逆転負けは73年ぶり。この明暗クッキリの一戦によって「W杯優勝が森保ジャパンの目標。ブラジル恐るるに足らず」といった楽観論が日本サッカー全体に漂っている。
残念ながら8カ月前と今大会のブラジル代表は完全なる別モノである。 東京での強化試合の先発メンバーでW杯の主力はMFのカゼミロ、ギマランイス、パケタとFWビニシウスの4人。DF4人とGK1人はW杯メンバーに誰ひとり選ばれておらず、途中出場5選手の中で選出されたのはFWクーニャだけ。
実質二軍半のブラジルを相手に勝っただけ、という見方もできるのだ。
「ブラジルなど優勝候補の国々は、決勝Tからが<本当のW杯>です。ブラジルは1次リーグ3試合すべて余力を残しながら戦った。全力で牙をむいてくるブラジル相手に日本の勝率は10%というのが妥当なところでしょう」と元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏が前置きしながら「日本が勝利するための条件」をこう話す。
「まずは今大会4得点1アシストと絶好調のビニシウスをいかに封じるか、でしょう。ビニシウスは攻撃時に4-3-3の3トップの左に、守備時には4-4-2の2トップの左に入る。マッチアップするのは3バックの右で先発が予想されるDF冨安健洋(27=アヤックス)です。スウェーデン戦に温存された冨安が、満を持して先発してビニシウス封じに成功すれば、ブラジルの得点力は大きく減退する。さらにDFラインの前に位置する守備的MFのカゼミロに仕事をさせないことです。驚異的なボール奪取能力と類いまれな危機察知能力が持ち味のカゼミロには<数的優位の状況をつくり出す天才>というストロングポイントもある。局面に応じてDF4人の間に入って守備を強化したり、シャドーのギマランイスとパケタと連係して攻撃の起点になったり、非常に優れたバランス感覚の持ち主なのです。日本はシャドーで先発が予想されるFWの前田大然(28=セルティック)と伊東純也(33=ゲンク)がアグレッシブに動いてカゼミロの良さを半減させ、得点チャンスを増やしたい」


















