“やまない雨はない”が…西武は泥沼を抜け出せたのか? ロッテ戦の連敗「16」でストップ

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 長~いトンネルからようやく抜け出した。

 開幕からロッテに16連敗していた西武は昨29日、雨中の敵地ゾゾマリンスタジアムで、待望のロッテ戦初勝利を手にした。

 初回に4番の佐藤龍が先制2ランを放つと、六回の中押し、九回のダメ押しで計8得点。投手陣も先発の右腕・渡辺が6回途中無失点の好投。ピッチャー返しを食らって途中降板となったものの、リリーフ陣も奮闘し、スコアボードはゼロ行進。九回は土砂降りの雨で3分間、試合が中断となったが、逃げ切った。

 渡辺監督代行は「プロとして恥ずかしいこと」としたうえで、「長かった」と安堵の表情だった。

 とはいえ、今の西武が再びロッテに勝てる保証はないだろう。この日は投打が噛み合って快勝したものの、今季は36勝78敗2分けで、首位ソフトバンクと実に37ゲームもの大差で最下位を驀進。リーグワーストのチーム打率.207の貧打、救援防御率は12球団ワーストの3点台後半と、台所事情は苦しい。

 とりわけ、エースの高橋がここまで0勝10敗と、1つも勝てていない事実は重い。

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