西武のコンプラ重視はどこへ? “下半身醜聞”の岸潤一郎をスタメン起用し続ける意外

公開日: 更新日:

 厳格すぎるコンプライアンス重視はどこへ……。

 4日発売の「週刊文春」で不倫を暴露された西武の4番打者、岸潤一郎(27=写真)。昨季、西武は山川(現ソフトバンク)の女性トラブルで揺れたばかりで、ネットでは<2年連続、4番が女性問題>と揶揄されている。

 山川は相手女性から起訴されたこともあり、スキャンダル発覚の翌日に登録抹消。一方、岸は文春報道もどこ吹く風で、相変わらず4番に座っている。

 もちろん、社会通念上、不倫は許されるものではないが、あくまで個人的な問題。犯罪を犯したわけでもない。球団が不問に付すのも理解できるが、かつての西武は違った。

■独身エース涌井の女遊びにいちいち目くじら

 西武は2007年にアマチュア選手への裏金供与が発覚。以降、「ライオンズ憲章」を作り、選手の些細な不祥事も公表するなどコンプライアンス重視に努めてきた。

 顕著だったのが12年、週刊誌に女性スキャンダルをスッパ抜かれたエースの涌井(現中日)だろう。単なる独身選手の女遊びだったにも関わらず、球団は「エースの品格に関わる」と、二軍落ちを指示。飯田球団専務(当時)は「プロ野球選手としてどう振舞っていくのかは非常に大切な要素」と説明し、球界でも「そこまでやるか」と驚かれたほどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾