巨人・戸郷翔征は阿部監督の「私的MVP」の特別査定でメジャー挑戦1年前倒し

公開日: 更新日:

 1失点の好投も援護はなかった。

 巨人戸郷翔征(24)が昨25日のDeNA戦に先発。強風と雨が降りしきる中、二回の無死満塁のピンチを無失点でしのぐ。三回に内野ゴロで1点を失ったものの、7回9安打1失点の粘投。それでも打線の援護がなく、8敗目(12勝)。巨人の優勝マジックは4のままとなった。

 阿部監督は「何も責められません。ナイスピッチング」とサバサバ。8回無失点で12勝目を挙げた前回のDeNA戦後も「もう完璧」と絶賛していた。

 8月は苦しかった。阿部監督は「勝っている投手を阪神広島に当てていくのは妥当」とローテを変更。エースを広島戦2試合、阪神戦3試合と優勝を争う2チーム相手に投入した。戸郷はこの5試合を2勝2敗。チームは2勝3敗だった。さる巨人OBがこう証言する。

「しかも戸郷の8月の登板間隔は、中6日で始まり、中5、中7、中8と全てまちまち。9月最初の登板は中4日でした。今季14勝と復活した菅野は相手投手の質が落ちるカード3戦目が徹底され、5月から8月までの登板日は日曜日に固定された。8月まではしっかり間隔を空けてもらっていたが、エースだけは夏場からフル回転。だから、阿部監督が最も感謝しているのが戸郷なのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性