ソフトバンクOB指摘 甲斐拓也の巨人移籍が「結果的にプラスになる」理由…《戦力激減で大打撃、という見方は違う》

公開日: 更新日:

ソフトバンクとしてはプラスになる可能性も、マイナスになる可能性もある。ただ言えるのは、戦力激減で大打撃、という見方は違うと思いますよ」

 こう話すのはホークスで長年エースとして活躍したOBの山内孝徳氏だ。

 昨17日、ソフトバンクからFA宣言していた甲斐拓也(32)が巨人入りを決断した。

 日本代表を務めるなど球界を代表する捕手の獲得を熱望した巨人はウハウハだろうが、正捕手が流出したソフトバンクの三笠GMは「ダメージがないと言ったら嘘になる」と言っている。

 今季、甲斐は119試合で打率.256、5本塁打、43打点。投手をリードするのみならず、打者としても結果を残した。穴はそう簡単に埋まるものではなさそうだが、冒頭の山内氏は「私の見る限り、現状はプラスマイナスゼロ」と、こう続ける。

「甲斐は捕手としての安定感があり、特に若い投手に安心を与える存在でもあった。甲斐とバッテリーを組むことが、若手にとっての大きなプラスだったことは事実でしょう。ただ、その一方で甲斐がいたら、いつまで経っても他の捕手が成長できない。ソフトバンクには今季、甲斐に次ぐ51試合に出場した海野(27)や、打撃に定評のある谷川原(27)などがいます。甲斐の移籍は彼らの競争意識を大きく刺激しますよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも