DeNAに浮上する「ポスト宮崎」問題と牧三塁転向プランの点と線…電撃トレードで内野ポジション争い勃発

公開日: 更新日:

牧自身は二塁手に強いこだわり

「球団はかねて『ポスト宮崎』問題を抱えている。宮崎は来季が6年契約の4年目。まだまだレギュラーを譲るつもりはないが、プロ12年目の今季、125試合で打率.283、14本塁打、56打点をマークして日本一に貢献した一方、6月には左太もも痛で離脱。阪神とのCSファーストステージでも右下肢をつって途中交代した。来季は休養日を設けて負担を減らす方針もある。宮崎の休養日に三森を三塁起用するのも手ですが、三森の実力次第では二塁の牧を三塁にコンバートし、三森を二塁起用するプランが浮上する可能性がある。牧は今季、二塁でリーグワーストの18失策。球団内には、『三塁に回って守備の負担を減らせば、より打撃に専念できる』とみる向きもある。三森が牧の後釜としてハマれば、『ポスト宮崎』問題は一気に解決します」

 もっとも、牧自身は二塁手へのこだわりが強い。去る18日に契約メーカーのトークショーに参加した際、「ゴールデングラブを取りたいし、二塁手でやりたい気持ちが強い」と話した。

「宮崎を一塁に回し、オースティンを再び外野に戻すのも一つの手ですが、そうなるとオースティンの負担が増える。かといって宮崎の休養日に牧を三塁起用すれば、そのまま追い出されかねない宮崎はおもしろくないでしょうし、二塁にこだわる牧もヘソを曲げかねません」(同)

 ともあれ、三森の加入によって内野のポジション問題が起きれば、選手間の競争力向上やチームの活性化につながる。球団にとっては「うれしい悲鳴」となるわけだが……。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、DeNAがCS突破を決めた夜、石井琢朗コーチは三浦監督との《関係悪化説》を払拭すべく、「ピエロを演じた」そうだ。いったいどういうことか。あの日の夜に何が起きていたのか。そもそもの《関係悪化説》とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗