《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

公開日: 更新日:

 予想通り、と言うべきか。7日に「正力松太郎賞」の選考委員会が都内で開かれ、チームを26年ぶりの日本一に導いたDeNA三浦大輔監督(50)が満場一致で選出された。

 王貞治ソフトバンク球団会長、高田繁ヤクルト監督、山本浩二元広島監督ら5人の選考委員による「満場一致」と言うものの、実際には選考委員会は大紛糾。日本シリーズで2連敗からの4連勝で下克上を果たしたとはいえ、DeNAはセ・リーグのペナントレースで優勝した巨人に8ゲームの大差をつけられての3位である。「ペナントレースの重み」を重視する意見が出るのも当然と言えば当然だ。

 ネット上には、三浦監督の初受賞を祝福する声に混じって、

《もうリーグ戦意味ないじゃん》
《納得いかない》
《小久保監督と阿部監督は納得できるのかね》

 と、批判的な意見も散見される。

 正力賞は「その年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる賞」だが、以前から「日本シリーズを制した監督に贈られるだけの賞」と揶揄する声があるのは事実だ。実際、1977年の正力賞制定後の受賞者を見ると、のべ51人のうち日本シリーズ優勝監督が34人。今年の三浦監督を含めて7年連続で日本一監督が選出されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性